クラウド会計と税理士の上手な利用方法
税理士としてはまだまだ若手です。
お笑い大好き、やんちゃでマイウェイをゆく息子と男勝りで世話好きな娘がいます。子煩悩な夫と4人家族です。 学生時代から大好きだった街、吉祥寺に事務所を構えています。
こんにちは!税理士のうばとしこです!
ブログに雪を振らせてみました!期間限定でできるワードプレスのプラグイン設定で、話題になっていたので私も便乗してます♪
さて、最近はクラウド会計と税理士を上手に利用する方が増えてきました。どんな利用の仕方かと言うと・・・。
まずは自らクラウド会計で経理をやってみる
これだけスマホやPCが普及している今、ITレベルが高い若い方は特に、会計ソフトの導入くらいは簡単にできる人がたくさんいらっしゃいます。
特にクラウド会計の代表的な2社、MFクラウドやfreeeは、ソフト会社の言う通りに進めていくだけで、かなりのレベルまでの経理ができます。
ですから、フリーランサーやスモールカンパニーの方は、まず、クラウド会計で経理をはじめてみることをオススメしています。
インターネットバンキングとの連携、クレジットカードとの連携は最低限セットする
クラウド会計のメリットとして、インターネットバンキングやクレジットカードのウェブ機能と連携して、その取引をリアルタイムに近い速さで取り込んでくる、という機能があります。
クラウド会計をセットしても、この連携機能を利用していない方も多くいらっしゃるのですが、実は、これをやらなければクラウド会計を使う価値はないと言っても過言ではありません。
この機能を使わず、ただ入力したデータをいつでもどこでも見られるということだけで利用しているのなら、エクセルに入力してドロップボックスに入れておくだけで十分です。
税理士と顧問契約を結ばない
これは、ある程度の事業規模になるまでの、税理士に相談するかどうするか迷っている段階の方の話です。
顧問契約をするまででもないと思うのであれば、思い切ってスポットで相談する方が良いと思います。
その時、より短時間で実践的なアドバイスをしてもらうためにクラウド会計を利用しておくのです。
事前にデータの閲覧許可を出し、税理士に伝えておき、その内容を元にスポットの相談をする、という流れです。
こういった形での相談を4半期に一度くらいしておけば、個人なら申告も自分でできると思います。
自分で経理をやることの大切さを実感する
税理士は記帳業務を引き受けてくれるところもありますが、私の場合、実は記帳はご自身でやっていただきたいのが本音です。
クラウド会計を使えば、簿記や会計の知識がそれほど必要なく、それなりの財務諸表が出来上がります。
自分で処理をしたデータから、どれくらいの利益が出ているのか、どれくらいの資産があるのか、どんな経費がどれくらい出ていっているのかといった情報をいつでもどこでもみることができる環境は本当に楽しいですよ!
どんなことに力を注いでいけばいいのかが見えてくるし、
どんな部分を節約するべきなのかも注意することができるし、
今月の目標もリアルタイムで数値化することができるし、
資金繰りについてもよりリアルに実感することができます。
そのメリットについては、あげればまだまだあります。
ある程度自分でやった経験の有無が違いを呼ぶ
それでもどうにも忙しくて、自分でやってきた経理を税理士に委託したとします。
それはそれで構わないと思います。「時間」的な問題であれば、です。
これが、「やる気がない」「苦手意識」が原因での手放しはあまりよろしくないです。この場合、税理士に委託してしまったあとは、ご自身の財務諸表を見る気も失せてしまいます。それは経営をする上では一番もったいないことです。
まとめ
当事務所でも、上記のようなご相談がありますが、最近その方達の特徴に気がつきました。
それは、経理に対してまっすぐ積極的に向き合っているということです。
また、あくまでも全てを自分で処理していくという緊張感があるので、相談の密度が濃く、真剣にメモを取ってらっしゃる姿が多く見られます。
経理は何をしたら良いかわからない、という方にはぜひ試していただきたい方法です。
では、また!
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税理士としてはまだまだ若手です。
お笑い大好き、やんちゃでマイウェイをゆく息子と男勝りで世話好きな娘がいます。子煩悩な夫と4人家族です。 学生時代から大好きだった街、吉祥寺に事務所を構えています。