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中間納付するお金がない!コロナ時はどうする?

 
この記事を書いている人 - WRITER -
税理士のうばとしこです。
税理士としてはまだまだ若手です。
お笑い大好き、やんちゃでマイウェイをゆく息子と男勝りで世話好きな娘がいます。子煩悩な夫と4人家族です。 学生時代から大好きだった街、吉祥寺に事務所を構えています。
詳しいプロフィールはこちら

こんにちは!税理士のうばとしこです。

先日、企業実務9月号で中間申告、中間納付のことについて執筆しました。

中間申告、中間納付ってどうゆうこと?っていう話はもちろん、コロナ渦で業績がガタ落ちしてしまった場合、そもそも税金の前払いとかしてる場合じゃない・・・っていうケースについても触れました。

中間申告・中間納付の本来の目的

中間申告・中間納付の本来の目的は、前の年に払った税金に基づいて、翌年も同レベルの税金が発生することを前提に、年の中間地点で申告や納税をしましょう、という制度なんです。

納税する側からすれば、決算後に一括で納付するのがしんどいから、前払いしておくことによって、分割払いできるっていう意味合いです。

前払いするのはなんとなく面白くはないけれど、決算の後の納税時には、助かったぁ・・・っていう気分になるのも確か。

逆に、国の側とすれば、一年に一度ではなく、複数回に分けて税金を徴収できることになるため、資金繰りが楽になるという利点がありますよね。

[speech_bubble type=”drop” subtype=”R1″ icon=”icon_business_man03.png” name=”オカムラ社長”]前払いってめちゃくちゃ損した気分なんですよね・・・[/speech_bubble] [speech_bubble type=”drop” subtype=”L1″ icon=”S_IMG_0500.jpg” name=”うばとしこ”]納付書渡すと、とたんに不機嫌になりますもんね[/speech_bubble]

コロナで業績がガタ落ち

新型コロナウイルスの影響で、前年と同レベルの業績をのこせない会社がたくさんでてきています。

でも、中間地点の時期はやってきます。

多くは、この中間地点で前年の半分を納付するんですよね。

コロナなどの要因がない通常期は、ま、しゃーないかっていう感じで通り過ぎていくのですが、今年のようにコロナの影響などで業績が大幅に悪化しているケースだと、できれば払いたくないって思うのも当たり前ですよね。

そんなときは、 仮決算による中間申告 をすることで、支出を抑えることができます。

仮決算による中間申告

前年と同レベルの業績で、前年の税額の約半分を中間地点で払う場合には、わざわざ“仮決算”をすることの方がめんどくさい。

なぜなら、仮決算をするという言葉通り、“仮”で決算をしなければならないから。

要するに、決算時と同じように、下記のような書類も作成・添付するのです。

  • 決算書
  • 勘定科目内訳書
  • 申告書

面倒な手間が増えるわけですが、業績が悪化して資金繰りが厳しいのであれば、その分納税額を減額することができます。

その後、本決算を迎えた際には、一年間の数値を改めて計算することになるので、得も損もするわけではありません。中間地点でどれだけ前払いするかのちがいだけだと考えます。

結局は日々の経理

業績が悪いときも、日々の経理をやっていなければ、仮決算による中間申告などに対応できません。

感覚で経営されていると、資金繰りも圧迫するという典型例です。

結局ここにたどりつくわけですけれど、企業実務さんの記事を執筆しながら、日々の経理が会社を救う、ということを再度認識しました。

では、また!

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税理士のうばとしこです。
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