納付する源泉所得税が0円でも必要な手続きがあります!

税理士としてはまだまだ若手です。
お笑い大好き、やんちゃでマイウェイをゆく息子と男勝りで世話好きな娘がいます。子煩悩な夫と4人家族です。 学生時代から大好きだった街、吉祥寺に事務所を構えています。
1月20日の源泉税納付額が0円の場合
1月20日は納期の特例の承認を受けている方の
源泉所得税納付の期限です。
年末調整差額を差し引きしたら納税額が0円になることもあります。
だからといって何もせず放置していませんか?
0円でも手続きが必要です!
0円というか、マイナスなんだけど?
計算の結果、納付する金額が0円であるというだけでなく、
マイナスとなる場合がありますね。
マイナスということは、
昨年7月〜12月までの間に源泉徴収した税額の合計額よりも、
年末調整で還付する金額の方が多かった、という場合です。
源泉徴収額を間違えたわけではありません。
住宅取得控除や、年の途中での扶養家族の増加、
その他、毎月の給与計算では反映されていない所得控除が多かった場合などに、よくあることです。
心配無用です!
ちなみにマイナスとなった金額は上記の通り
『摘要』欄にその旨を記載して、
次回、7月10日の納付の際に納税額から差し引きます。
(還付することとなった日の翌月から2か月を経過しても還付しきれないと見込まれる場合などは還付を受けることもできます「源泉所得税及び復興特別所得税の年末調整過納額の還付請求」)
0円の場合の手続き方法は2つ
0円だったという実態を、税務署に報告する方法は2つあります。
1.納付書を税務署宛に郵送する
所轄の税務署宛に、信書便で郵送します。
その際、税務署の受付印が押された控えが必要な場合には、
返信用の封筒を同封すると返送されます。
2.納付書をe-taxで提出する
e-taxソフトを使って、『徴収高計算書』データを作成し、
受付システムに送信します。
注意事項とまとめ
納付金額が0円の場合には、
金融機関の窓口に持ち込んでも受付してくれませんのでご注意を!
1月20日に納付金額がある方も、
20日は金融機関が混み合いますので、できれば今日明日に済ませてしまう、
あるいはダイレクト納税やインターネットバンキングなどで
済ませてしまいたいところですね!
今回の源泉所得税については、クレジット納付はまだできません!
2017年6月からの開始予定だそうです。
★参考記事→従業員の給与の目安で悩んでいる方に!↗
では、また!
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税理士としてはまだまだ若手です。
お笑い大好き、やんちゃでマイウェイをゆく息子と男勝りで世話好きな娘がいます。子煩悩な夫と4人家族です。 学生時代から大好きだった街、吉祥寺に事務所を構えています。