事業主貸と事業主借がわからない問題をすっきり解決!
税理士としてはまだまだ若手です。
お笑い大好き、やんちゃでマイウェイをゆく息子と男勝りで世話好きな娘がいます。子煩悩な夫と4人家族です。 学生時代から大好きだった街、吉祥寺に事務所を構えています。
こんにちは!税理士のうばとしこです。
フリーランスの方が会計処理をするときに、必ずぶち当たる壁!
それが、「事業主貸」「事業主借」問題です。
こいつらをどうしてくれようか、私も長年迷える子羊でした。
でも、ふと思いついたんですよ。結局事業主ってだれやねん?自分やろ?ってことに・・・・ww
そこで、事業主が自分なら、科目の名前を置き換えて考えればわかるのでは?というお話をしていきます。
事業主貸とは?
「じぎょうぬしかし」って読みます。
読み方からして、ややこしいですよね。
そもそもこれって何もの?と思っている方も多いことでしょう。
簿記では、取引がある都度「仕訳」という記録をするのですが、この「仕訳」で取引の種類を分ける役割をするのが「勘定科目」というもの。
事業主貸とは、この勘定科目の内の1つです。
では、どんなときに使う勘定科目なのかというと、「事業主にお金を貸したとき」に使う科目です。
事業主借とは?
「じぎょうぬしかり」って読みます。
事業主貸とは、全く気が合わないやつです。
そう、正反対の取引の時に使うからです。
「事業主にお金を借りたとき」に使う科目なのです。
事業主って「巣の私」なの?それとも「仕事上の私」なの?
じゃあ、事業主ってだれやねん?てなりますよね。
私もいつも「事業主ってやたら登場するけどあんただれやねん?」って思ってます。
巣の私(プライベートの私)なのか、仕事上の私なのか。
そもそも頭を混乱させるのは、これが定義できていないからではないでしょうか?
答えは、巣の私なんですよ。
「税理士うばとしこ」ではなく、プライベートの「うばとしこ」が事業主ということになります。
事業主は「巣の私」
だから、もう思い切って、勘定科目の名前を変えちゃえば良いと思っています。
私の場合、
事業主貸=うばとしこ貸
事業主借=うばとしこ借
という具合です。
ぜひ、みなさんも今日から名前をすり替えて考えてみてください!
助詞は「に」と使うという約束を忘れずに!
ただ、もうひとつポイントがあります。
それが、助詞は「に」を使うということです。
うばとしこ から 貸してもらった(これは本来「借」という字を使います)
うばとしこ が 貸した
うばとしこ から 借りた
うばとしこ が 借りていった
などなど、いっぱい作文できてしまうから、想像力豊かな人ほどわからなくなるんですよね。
だから、助詞は「に」を使うということがポイントです。
うばとしこ に 借りた
うばとしこ に 貸した
この2択ということです。
2択だということを前提に、事例をお話ししてますので、ぜひこちらもご覧ください♪
間違えてしまった場合はどうなる?
今までの処理を修正する?
これからも、忘れてしまったらどうする?
といった不安がよぎっている方もいるかもしれません。
そんな方に私がアドバイスできることとすれば、間違えても、忘れても、大丈夫ですよ♪ということです。
なぜなら、事業主貸も事業主借も、税金計算には全く影響しないんです。
だから、間違えてしまったからといって修正しても、だれも得しないし、だれも損しない、ということになります。
まとめ
今日のお話のポイントはふたつでした!
- 事業主を自分の名前に変えて考えてみること
- 助詞には「に」をつかうこと
そして、間違えてしまっても、気にせずに悩まずに・・・ということも付け加えておきます。
ただ、頭はすっきりさせておきたいですよね!
では、また!
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税理士としてはまだまだ若手です。
お笑い大好き、やんちゃでマイウェイをゆく息子と男勝りで世話好きな娘がいます。子煩悩な夫と4人家族です。 学生時代から大好きだった街、吉祥寺に事務所を構えています。