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パラダイスになかなか近づけない社長の経理事情

 
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税理士のうばとしこです。
税理士としてはまだまだ若手です。
お笑い大好き、やんちゃでマイウェイをゆく息子と男勝りで世話好きな娘がいます。子煩悩な夫と4人家族です。 学生時代から大好きだった街、吉祥寺に事務所を構えています。
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こんにちは!税理士のうばとしこです!

 

話題になっているパラダイス文書。

パナマ文書に引き続き、なんのこと?と思われている方も多いと思います。

 

超富裕層といわれる方々の租税回避云々という話なわけですが、やっぱり事業をやっているからには利益をあげていきたいし、事業資産も個人資産も増やしていきたいですよね。

 

少なくとも私が知る限り、赤字が出て喜んでいる経営者の方はいらっしゃらないし、いろんな策を試し、見直し、また実行し…と試行錯誤しながら日々のお仕事をされている方ばかりです。

 

では、試行錯誤しながら伸びていく会社と、赤字が当たり前になってしまう会社の最も大きな違いはなんでしょう?

 

 

一に経理、二に経理、三にも経理です。

会計業界に入って間もないころは、事務処理の効率化を図っていくことにやりがいを感じて、会計事務所の職員の立場として、なんでもかんでも会社のお手伝いをしたいと思っていました。

 

領収書の整理から記帳業務まで、会社からまるごとお預かりして処理をしてしまったほうが早いからです。

 

けれどもそうすると、社長は売上の入金も、経費の出金も、現在の状況がどうなっているのかわからないままお仕事をしていることになります。

 

自分の会社なのに、資金繰りのこともよくわからず、どのくらいの利益が出ているのかもよくわからず、借入の返済をいくらしているのかもわからない状態のまま、毎年の決算書のみを眺める。

 

そうやってわからなくなってしまうと、理解しようとするまでにまた時間も労力もかかりますから、徐々に苦手意識が出てきます。

 

 

だからこそ、まずは少しずつでも、経理のことは自分でやってみることが重要だと思っています。

簿記や会計の知識が必要だとは思いません。

 

ただ、お金の流れや現在の有り高、改善していくためのポイントの整理は、常にやっていなければいけないと思うのです。

 

言い過ぎかもしれませんが、一に経理、二に経理、三にも経理だと思うのは、そういった経験から実感することです。

 

 

リアルタイムで知ることが当たり前の時代

今や、銀行口座の動きはリアルタイムで知ることができます。

 

同じように、クレジットカードの利用やICカードの利用履歴も知ることができるのです。

 

多少の手数料がかかっても、インターネットバンキングを利用して、クレジットカードもウェブサービスを利用して、リアルタイムで把握していくことは、効率化を図る上で欠かせないと思っています。

 

なぜか日本人はインターネット取引には障壁がある方が多いらしく、先進国の中でもその普及率は格段に低いのだとか。

 

考え方ひとつなのかな、と個人的には思うのですが、やはりアレルギーが強い方も多いのは事実です。

 

中国が爆発的に普及させているフィンテック、日本とは差が広がるばかりですよね。国民性もあるのでしょうか。これからの動きに目が離せません。

 

 

早い=強い⇒パラダイス経理!

情報にしろ、決断にしろ、プランの練り直しにしろ、早いに越したことはないというのが持論です。

 

結果的には力が付くスピードも速くなるので、強くなっていきます。

 

なんでもかんでもさっさと決断をすることで、失敗も多いのでは?という心配はこれまで耳にタコができるほどいわれたことがあります。

 

それは、否定できません。事実、期待通りにいかないことも多いです。

 

 

ですが、経理についてははっきり言えます。

早い=強いです。

月が明けてすぐに資料が作れなくては、リアルタイムでの事業の概要を知ることなどできないからです。

 

そして、改善点を洗い出すころには多くのチャンスを失うことになりかねません。

 

早い経理で実態を知ることは、事業の成長に欠かすことのできない行程です。名付けて、パラダイス経理!です。

 

 

失敗しなければ学べないこと

スピードスピードと意識することが多いですが、私は失敗したなーと思うことはあまりなくて、やっぱりやってみなきゃわからなかったな、と思うことがほとんどです。

 

じっくりじっくり考えたからこそだせる決断があるのもわかります。

 

だから、どちらも兼ね備えておくべきだと思います。

 

経理の処理はじっくり考えているひまがあったら、多少の概算も合わせて全体を見ることのほうが重要です。

とにかく、スピードだと思います。

1円までチェックするのは、決算の時にじっくりやればいいことです。

 

 

だからこそ、経理は自分でやってほしい

話が少しそれましたが、今日お伝えしたいことは、経理はぜひご自分でやっていただきたい、ということです。

 

まずは現金出納帳からでもいいのです。

売上から経費まで全部をやろうとして、本業がストップしてしまっては本末転倒…

 

手が回らないところは上手に手助けを依頼して、なるべく自分でやってみてほしいと思っています。

 

 

やり方を知る、マニュアルを作る

じゃあ、どうやって始めたらいいか?

何から手を付けたらいいのか?

どこまでやったら必要十分なの?

無駄なことは省けているか?

 

こういうチェックはぜひ専門家に任せましょう。

それこそ、曖昧にできない部分ですし、マニュアルさえある程度方向性の正しい状態で整えておけば、大きく間違うこともないと思います。

 

 

まとめ

経理のことを理解されている社長は、改善点が見えているため成長のスピードが速いです。

 

どういった分野に着目していくのか、どういった形態での取引が有効なのか、資金繰りを苦しめないための周囲との関係整理など、次から次に改善していくことができるようになります。

 

すると、事業がどんどん面白くなってきます。

 

決められたルールでの仕事ではなく、せっかく自分で舵取りをしている事業なわけですから、楽しんでやられている姿を見るのは、本当に嬉しいことです。

 

私も陰ながら、どうやったらもっともっとパラダイスに近づいていけるのかな、と考えながらお力になれることを必死に探します。

 

 

パラダイス文書とはまったく異なる話なのですが、パラダイスパラダイス…と考えていたら、こんな話になりました。笑

 

そんな、私が考えるパラダイス経理についてのお話でした。

 

 

では、また!

 

 

 

 

 

 

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