領収書の整理を制すものは経理を制す。効率ばかりを追っていると後悔するかもしれません。
税理士としてはまだまだ若手です。
お笑い大好き、やんちゃでマイウェイをゆく息子と男勝りで世話好きな娘がいます。子煩悩な夫と4人家族です。 学生時代から大好きだった街、吉祥寺に事務所を構えています。
・・・・・・・ふむふむ。入力して封筒にバサッと入れてるだけ?あ、、、そのパターンですね。最近そのパターンの方にはちょっとやり方を変えたほうがいいかなーとお伝えしてるところなので、よかったら今日の記事も読んでみてくださいね![/speech_bubble]
領収書の整理方法については、実は独自の方法でやられている方がほとんどで、その方法が正しいのかどうかもよくわからないし、どの程度きちんとやっていいのかもわからない、ここまでやる必要ある?と悩みながらやるからやり終えても達成感がない・・・・
といったお声をよく聞きます。
領収書自体を提出するわけでもなければ、税務調査がない限り誰かに見せることもない。
だから封筒に入れてポイっとしておいてもOK、あるいはちょっとずつずらして紙に貼り付けておけばなお良し、など、税理士によってもアドバイスの方法がまちまちな部分だと思います。
そこで、私が考える、今の時代だからこそのやり方。
それは、封筒NG、重ねて貼り付けるのもNG。
王道で行くべし。全て重ならないように貼り付けるのがもっともシンプルで時代の最先端をいく方法であると考えます。
封筒や重ね貼りの方法では、事業拡大していけない
大きく出てみました(笑)
でも、半分は本音です。
起業してまもない、経理も営業も全て自分で行なっている事業者の方は、封筒にまとめてポイっと入れておいたり、貼るにしても紙を節約するために重ねて貼り付けていくことを選択しているかもしれません。
だって、そのほうが楽ですもん。
今までまとめて1年分を整理されていたとすると、楽とかいう以前に、そのやり方しか物理的に無理だったかもしれませんし。
でもそれ、ずっとご自身でやりますか?
時代の流れを考えれば、領収書の読み取り、自動入力をAIにさせるという流れが末端消費者のレベルにおりてくるのもまもなくだと私は思っています。
その時代が遠くない将来にやってきたら、どうでしょう?
ポイっと封筒に入れてある領収書を一枚一枚読み取ってくれるようにするには、領収書を封筒から取り出してくれるロボットが別途必要です。
何枚も重ねて貼ってある領収書を一枚一枚読み取ってくれるようにするにも、領収書をペラっとめくってくれるロボットか、2枚目3枚目を透視してくるロボットが必要です。
でもそのロボットが末端消費者レベルに下りてくるには、もうちょっと時間がかかりそうな気がしませんか?
それならば、AIがさらっと自動入力までしてくれるように、その方法にすぐに対応できるやり方を最初からやっておいたほうが得策だと思うのです。
今でもできないわけではありません。
スマホで写真を撮って解読させたり、スキャナで取り込むという手法も始まってはいます。
でも、まだ飛びつくようなレベルではないし、まだまだ手作業の方が早いというのが現実です。
それに、この記事をお読みくださっている皆様は、領収書の整理に頭をかかえていて、だけどできる限りコストをかけずにご自身で処理をしていきたいとお考えのはず。
けれども簡単だからといって、後から苦労するようなやり方を選択するのには気が引けてしまうという方が大半だと思います。
そもそも、AI対策の問題だけではありません。税務調査対策です。
時々、領収書を綺麗に整理することは、税務調査時の税務職員のために行なっているようなものだから、そんな無駄なことをわざわざ時間をかけてやる必要はない!という意見を目にします。
その考え方、実は私は全く真逆だと思っています。
税務調査って、来ないに越したことはありませんよね?
税務調査って、来たとしても短時間で終わってくれる方がありがたいですよね?
税務調査で、領収書の検索に時間をかけられたらたまったもんじゃないですよ??
通常業務がストップすると考えれば、なるべく簡潔に、シンプルな資料を広げて、調査員が気持ちよく作業を進めることができる調査にした方が、こちらが楽なんですよ!
それに、整理されていない領収書の束がどさっと出て来たり、月別・費目別の封筒がどっさり出てきたところで、調査員の印象はどうでしょう?
「大雑把にやってるな〜」
って印象をもつはずです。
会計処理のミスや取り扱いの間違いがわんさか見つかりそうだな〜(ワクワク)
って感じかもしれません。
きっと、会社別の情報シート、引継書にもそう書かれるでしょうね。
だから、中小企業でそこまで黒字が出ているわけでもないのに、三年に一度とか定期的に税務調査が入るようなケースは、行けば必ず何か出るという印象を与えてしまっているのだと思います。
それから、アルバイトにお願いする場合にも。。。
単純作業ですから、誰かに委託することも多いこの作業。
領収書の整理と同時に、会計ソフトへの入力やエクセルでの整理をすることがほとんどで、その一連の作業をアルバイトに任せている方もたくさんいます。
では、そもそも。
封筒にポイっとしたり、重ねて何枚も貼り付けたりする場合。
確認するのがめちゃくちゃめんどくさいですよね?
ということは、ほとんどの方は確認しません。
それって、アルバイトの方もお見通しです。
そう、どうせ社長は確認しないだろうから、適当にやってしまおう。という気持ちになりかねません。
それに、そのお仕事に情熱を持てなくなることが、一番のデメリットです。
どんなに単純な作業でも、達成感を味わえなければ、人は満足できない生き物です。
貼り付けて入力して確認もできて、綺麗すっきり、また次月も頑張ろうってなるんだと思います!
そんな理由で、一覧性のある、全てを重ねずに貼り付けるやり方に勝るものはないと思っています。
領収書の枚数が多くてうんざりしているなら、事業用のクレジットカードがおすすめ!
領収書の枚数が多ければ多いほど、処理には時間がかかるものです。
クレジットカードで支払いをしておけば、カード会社が明細を発行してくれますから、処理はだいぶ軽減されます。
法人の方は法人用のクレジットカードを、個人の方は事業用専用のクレジットカードを作って、経費の支払いはなるべくクレジットカードを使う。これも立派な対策だと思います!
最後に、ワークショップへのお誘い
私が推奨する、領収書整理のコツを全てお話しするワークショップを企画しています。
小企業、個人事業主で、領収書の山を見るだけでちょっぴり嫌な気分になってしまう方、
どんな方法で領収書整理をしていいのか迷っている方、
モチベーションが上がらないから、時間を決めて領収書の整理がしたい方、集まりましょう!
場所は神楽坂〜飯田橋近辺を予定。いずれはZoomでの開催も考えています。
とにかく領収書をやっつける!
だから、その場で手持ちの領収書は全てキレイにサッパリ整理が完了します!
山となっている領収書をどっさり持参して、エクセルが使えるPC片手に、
同じ空間で、みなさん同時に領収書の整理作業をしませんか?
毎月、一度、領収書整理をコツコツやることによって、一人で文句を言いながら領収書整理をするあの憂鬱な時間とサヨナラできます!
毎月定期的に、継続して開催していく予定です。
さらに疑問点の解消、異業種の方との出会いの場としてもご利用いただけます。
詳細はこれから詰めますが、ご興味がある方はお問い合わせフォームから、「領収書整理のワークショップ興味あります!」と書いていただければ、開催日が決定し次第、ご連絡します!
では、また!
では、また!
税理士としてはまだまだ若手です。
お笑い大好き、やんちゃでマイウェイをゆく息子と男勝りで世話好きな娘がいます。子煩悩な夫と4人家族です。 学生時代から大好きだった街、吉祥寺に事務所を構えています。